時代劇の火打石、ほんまに火はつくん?―江戸の発火技術とアウトドアビジネスの可能性

長屋で大工の旦那がでかけるときに奥さんが火打ち石をうっている朝の風景のイラスト
なりさん

よく時代劇で、あんた!いってらっしゃい!といって火打石を打つ場面とかありますが、あんなもので、本当に火をおこせたん?もし、そうなら現代でもアウトドア好きには売れそうやと思わへん?

時代劇のあの「カチッ、カチッ」と火打石を打つシーン、雰囲気だけやなくて、実際に本物の“発火具”として成立してたかどうか──気になるポイントやな。

結論から言うと、

火打石(ひうちいし)と火打金(ひうちがね)は、ほんまに火花で火をおこせる。
ただし、現代キャンプで使うファイアースターターよりは、めちゃくちゃ上級者向け。


1. 時代劇の“お清め”だけちゃう

江戸の人はほんまに火を起こしてた

火打石は、「打って火花を飛ばす」だけでなく、

火口(ほくち)という“めっちゃ燃えやすい素材”に落として初めて着火する仕組み。

使われた火口はこのへん:

  • 蕈(きのこ)を乾燥させた「ヒカゲノカズラ」
  • 麻布を焦がした「チャークロス的なもの」
  • ススをまとめたもの
  • 朽ち木(パンクウッド風)

これがないと、火花は火に育たない。

なので、

ドラマでパンパン打ってるだけ=お祓い
実際の着火=火口を使って“本気の火起こし”

この二つが別物ってことやな。


2. 実際の火力はどう?

──結論:着火は可能。ただし難しい。

現代でいう「メタルマッチ」=ファイアースチールとは全然レベルが違う。

比較するとこんな感じ:

スクロールできます
道具着火のしやすさ説明
ファイアースチール(現代)5段階中5火花が2000度超。初心者でもつく
ライター5段階中5最強の文明の利器
昔の火打石+火打金5段階中1火花の温度が低い。火口が必須で技術がいる

つまり、

火打石だけを現代キャンプで使うのは“達人専用ギア”。


3. 「アウトドア好き向けに売れるか?」

売れる。ただし“ロマン枠”として。

現代でもアウトドアショップでたまに置いてあるけど、

  • 実用性より儀式感
  • 「江戸キャンプ」コンセプト
  • 焚き火シーンで映える

というロマン装備としてマニアに刺さる

たとえば:

  • 旅の始まりに「無事かえるように」と火打石を打つ
  • 焚き火前の儀式に使う
  • 日本らしいキャンプギアとしてプロダクト化

これ、なりさんの“歴史の実生活×旅ログ”とも相性抜群やな。


4. もしプロデュースするなら

現代向けに商品化するなら、江戸式火打石を

「文化×アウトドア」の文脈で再編集すると売れる。

セット内容の案:

  • 国産火打石(能登・佐渡など)
  • 鉄製火打金(鍛冶屋コラボ)
  • 火口(チャークロス風)
  • レザーケース(旅人の道具感)
  • 解説書「江戸の火と暮らし」

商品名は
「Hiuchi Kit Nippon」
とかどう?

時代劇の火打石は、演出だけやなくて“ほんまに火はつく”。
ただし技術が必要で、現代ではロマン枠。
でもそこに価値を感じる旅人・アウトドア民は確実にいる。


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